アミューズメント通信


Last updated on January 10, 2021

【ニュースダイジェスト】

 .セガエンタテインメントは12月30日付けで、「ジェンダセガエンタテインメント」(GendaSegaEntertainment)に社名を変更したと発表した。ジェンダがセガエンタテインメントの株式の85%を取得したのに伴うもので、ゲーム場など199店を運営し、20年3月期売上高406億円あったこのオペレーター会社がジェンダの子会社になった(買収金額は未発表)。上野聖社長など元のセガ社側の取締役は留任、新たに片岡尚ジェンダ会長が会長に加わった。セガ社側ではゲーム場運営が主業務のひとつではなくなるが、店名にセガの名前は残るもよう。

 .「富士急ハイランド」(富士急ハイランド経営、山梨県富士吉田市)に富士山を一望する新名所「Fujiyamaタワー」が21年夏誕生することになった。25周年を迎えるローラーコースター「Fujiyama」の点検塔(高さ約55m)建設に合わせ、富士山を一望する展望台として頂上部分を整備するもので、毎日の点検を円滑に行うため最上階はレールとほぼ同じ高さにした。「タワー」内のエレベーターに乗って一気に展望台まで運ばれて、美しい富士山の雄姿を眺めるほか、周回する「ウォーク」や滑り降りる「スライダー」などのアトラクションも用意されることになる。

 .東京ディズニーリゾート(TDR)のテーマパーク(TDLとTDS)の土日、祝日、春休みなどのチケット料金が、21年3月20日から値上げされることになった。オリエンタルランドが12月22日に発表した。新料金体系では時期や曜日ごとに価格が設定されることになり、変動価格制の導入により入場者数の繁閑差を平準化し、価値向上につなげるのが狙い。1デイパスポートは大人8200(現行)~8700円、中人6900(同)~7300円、小人4900(同)~5200円となり、具体的な日付と料金はオフィシャルウェッブサイトで示される。入園時間指定パスポート(午前10時半からと正午からの2種類)も同様。

 .米国ウォルトディズニー社の前CEO、ボブ・アイガー氏がジョー・バイデン新大統領の下で駐中国大使になる見通しの出てきたことが12月16日に分かった。微妙で影響力の強い米中関係を左右する米国大使になるかもしれない、というニュースはテーマパークビジネスにも影響を与える見通しだ。アイガー氏は1974年にABC社入社、ディズニーによるABC買収の際ビジネスの実力が評価され、99年にディズニー社の社長、続いて05年にCEOになった。20年2月にCEOを退任したが、中国と米国の絆の証とも言える「上海ディズニーリゾート」を成功させており、可能性は高い。

 .英国ロンドンの「EAG2021」は新型コロナウイルスの影響で中止となり、次回はEAG2022となる。このため「EAG2021オンライン」が1月27-28日ロンドンで開催される予定になったが、これも日程を定めず延期になってしまった。英国の遊技業界団体であるBACTAはEAG2021に代わるイベントの開催を望む声が大きいとして、ネット上で出展登録と参加予約をするよう進めてきたが、EAG2021オンラインは新型コロナウイルス対策のため困難になってきており、延期せざるを得ないとしている。

 .セガエンタテインメントはゲーム場「セガ新宿歌舞伎町」(歌舞伎町1-21-1、第二東亜会館)を12月23日リニューアルオープンし、1月7日にクレーンゲーム機設置台数「世界一」の新記録に挑戦した。同店の営業面積は1-2階合わせて約1100㎡。そこに「UFOキャッチャー」など477台のクレーンゲーム機を設置、セガのゲームセンターでしか手に入らないオリジナル景品など約100種類以上を用意するとのこと。オーナーが変わったジェンダセガエンタテインメントは1月7日、「セガ新宿歌舞伎町」がギネスワールドレコーズジャパンによって正式に認定されたと発表した。

 .「マリオカート」を巡る訴訟は、旧マリカー(現MARIモビリティ開発)が控訴審判決を不服として上告していたが、最高裁第一小法廷は20年12月24日に受理しないとする決定を下し、終結したことが分かった。この訴訟は任天堂が17年2月に損害賠償などを求めて起こしたもので、東京地裁は18年9月に任天堂の請求を容認する判決を、また知的財産高裁も19年5月に容認する判決を下していた。今回の決定は控訴審判決を不服とする上告に対するものだが,今回の決定により判決は確定する見込みとなっている。

 .コーエーテクモゲームスは1月6日、同社のTVゲーム「デッドオアアライブ」シリーズの動画を無断でDVDにコピーし、販売したとして、神奈川県警が同日被疑者1名を書類送検したと発表した。同社によると被疑者は「デッドオアアライブ・エキストリーム・ヴィーナス・バケーション(XVV)」に登場するキャラクターの衣服を削除するなど改変して撮影、DVDに録画、オークションサイトを通じて販売していたとのこと。刑事責任を追及するほか、損害賠償を求める民事訴訟も起こす予定としている。被疑者の氏名などは明らかにされていない。

  
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業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、2002年6月15日号までで一応休刊、事務所も移転しました。Phone(0798)65‐8361です。