アミューズメント通信


Last updated on March 15, 2017

【ニユースダイジェスト】

 .セガサミーホールデングスは3月8日、韓国のパラダイス(田必立会長)と合弁で設立したパラダイスセガサミー(鄭然e代表理事)が建設を進めてきた、韓国初の統合型リゾート(IR)「パラダイスシティ」が、4月20日に開業すると発表した。仁川(インチョン)国際空港に隣接する(リニアモノレールで約5分)33万uの敷地に、1兆3千億KRWを投資(うちセガサミーは2,329億KRWを投資、持株比率は45%)して建設したパラダイスシティは、12年以来開発プロジェクトを進めてきて、4月の開業時点で711室のラグジュアリーホテル、韓国最大の外国人専用カジノ(合法賭博場)、コンベンションホール(宴会場)をオープンする。18年上半期に商業施設、文化施設、クラブ、エンターテインメント施設、デザイナーズホテルなど第1期事業の全施設が完成する予定。

 .バンダイナムコエンターテインメントは3月7日、最先端のバーチャルリアリティ(VR)技術を体験できるエンターテインメント施設「VRゾーン新宿」を今年夏から期間限定で、歌舞伎町の「東急ミラノ」跡地にオープンすることを決めた。体験したくてもできない驚きを、想像を超えて実現する施設、新たなエンターテインメント空間として運営する。同社は同様の研究施設「VRプロジェクト・アイ・キャン」(VRコンテンツは9種類)を昨年4−10月、東京・台場に開設、注目されたほか、2月の展示会「JAEPO2017」でも同社小間の一角をその紹介に当てた。「東急ミラノ」跡地は、約3,600uと広く、そこを使用、1−2年は営業できる見通しで、これを機にVR技術を広く人びとに知ってもらえることになったとしている。料金など運営方法は、追って案内する。

 .任天堂は2月24日、公道カートのレンタルサービスを行なう潟}リカー(東京都品川区)とその代表を相手取って、不正競争と著作権侵害行為により生じた損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起した、と発表した。マリカーは同日、同社のサービスは任天堂に対する不正競争や著作権侵害行為に当たらないと判断してきたし、数ヵ月前に任天堂と協議したので、今回の訴訟には困惑している、と声明を出した。任天堂によると、カ―レースのビデオゲーム「マリオカート」の略称、「マリカー」を社名に使用している上、公道カートのレンタルを受ける客に「マリオ」など著名キャラクターのコスチュームを貸与し、その運転するようすを映した画像を、任天堂に許可なく宣伝・営業に利用などしており、侵害行為は明らかであり、数ヵ月前から把握、警告してきたが、誠意ある回答が得られなかったとしている。

 .米国ケーブルテレビ大手のコムキャストの娯楽部門、NBCユニバーサルは2月28日、「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」の運営会社であるユー・エス・ジェイ(USJ)の株式を4月末までに完全取得すると発表した。USJは東京証券取引所に株式を再上場する構えだったが、その可能性はなくなった。NBCユニバーサルは15年、USJの株式の51%を15億ドルで取得していた。今回、金融大手のゴールドマンサックス社(GS)、グレン・ガンベル前CEOなどが持つ、残る49%の株式を23億ドルで取得することで合意した。この取引で、USJの価値は純資産の引継ぎを含め74億ドルと評価された。USJは01年に大阪市の第三セクターとして開業。07年に東証マザーズに上場したが、振るわず、GSが買い取って上場を廃止し、15年に再上場を目指したが、取り下げていた。

 .ロシアの首都モスクワの北部にある博覧会場、「VDNKh」(ヴェー・デー・エヌ・ハー)の近くに年間150万人の観光客が訪れる観覧車を建設する、という計画が進められている。情報筋によると、「リージョニー」という企業が単独で投資、建築会社のチャップマン・テイラー社とスイスの遊園施設メーカー、インタミンAG社が設計、建設するもので、高さは140mとヨーロッパでは最大となる(「ロンドンアイ」は135m)。20人乗りのゴンドラが30個回転するもので、年間1,750万人(うち国外から450万人)が訪れるモスクワの主な観光目的地に加わることになり、このため屋根付きの遊歩道、レストラン、映画館なども計画している。しかし、「VDNKh」近くに観覧車を建設する計画はこれまでに挫折したこともあり、今回もどうなるかわからないのが現状だ。

 .スクウェア・エニックスは2月27日、長崎県佐世保市のハウステンボスで7月1−15日の間、新方式のVR技術を利用した世界初の音楽アトラクション、「バハムートディスコ」を公開すると発表した。ハウステンボスが運営、詳細は後日発表の予定。このアトラクションはヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)なしで実現する、新たなVR技術により、前後左右360度に、下面90度を加えた5面(450度)の映像空間を体感できるのが特徴で、プレイヤーはリズムに乗って流れてくる光のターゲットに合わせて、スティック型コントローラーを振ってプレイする。プレイ人数は最大4人。スクウェア・エニックスのクリエイターが描く「バハムート」(イスラム世界の怪獣)が登場、リズムアクションが楽しめ、RGBのような世界観が体感できるとしている。

 .タイトーは2月28日、トップの異動を発表、4月1日付けで石井光一社長が代表権のある会長になり、昨年末に入社した山田哲副社長が社長に昇格することになった。新たに社長となる山田哲(やまだ・てつ)氏は83年一橋大経卒、東京銀行(現三菱東京UFJ銀行)入行。マサチューセッツ工科大学経営大学院とハーバード大学経営大学院を修了。96年日本コカ・コーラ、02年スターバック・コーヒージャパンなどを経て、08年フェニックスリゾート社長兼CEO、09年ユー・エス・ジェイ執行役員コーポレート・マーケティング・パートナーシップ本部長、12年ローソン上級執行役員海外事業グループCOO、14年同オーバーシーズカンパニー社長。16年12月にタイトーの取締役副社長に就任していた。東京都出身。56歳。

 .イオンファンタジーは3月6日、同社の片岡尚社長が姉妹会社、イオンエンターテイメント(東京都港区台場)の社長を同日から兼務することになったと発表した。イオンエンターテイメント社は1991年設立のワーナーマイカルと、99年設立のイオンシネマズと2013年7月に統合したシネマコンプレックス運営会社で、国内33都道府県に、シネマコンプレックス「イオンシネマ」を85ヵ所719スクリーン運営している。イオンファンタジーは国内481店、東南アジア334店のゲーム場を展開している。どちらもイオンの子会社であるが、両社の経営トップを兼務することになり、両社間のシナジー効果などが期待できるとしている。

 .フリューは3月10日、プリントシール機で撮影する際にカウントダウンする呼びかけ「3−2−1」(サン・ニー・イチ)から、3月21日を「プリントシール(略称プリ)の日」と決め、申請していたところ昨年9月30日に日本記念日協会から正式に認定され、今年から「フリューのプリファン感謝祭」を行なうことを明らかにした。プリントシール機は1995年にセガ社の生産協力で、旧アトラスから「プリント倶楽部」が発売されヒットした。だが10社以上が市場に参入することになり、フリューの前身のオムロンが98年に参入、03年完全子会社で新会社オムロンエンタテインメントが引き継ぎ、さらに07年マネジメントバイアウト(MBO)により新会社フリューの主事業となった。フリューは現在、市場の7割を占めるとされている。


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業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、2002年6月15日号までで一応休刊、事務所も移転しました。Phone(0798)65‐8361、Fax(0798)63−5324です。