アミューズメント通信


Last updated on August 15, 2018

【ニュースダイジェスト】

 .任天堂は7月31日、第1・四半期(4−6月)決算を発表、売上高は9%増の1,681億5千7百万円、経常利益は42%増の438億6千6百万円、純利益は44%増の306億円と増収で大幅増益だった。海外売上高は1,287億円で、海外売上比率は77%と依然として高い。「スイッチ」本体は4%減の188万台だったが、ゲームソフトは121%増の1,796万本販売し、伸ばした。新提案の「ラボ」に対する関心は高いが、販売は伸びず、苦戦している。「3DS」用ソフト、「ファミコンクラシックミニ」などは順調、「デジタル販売」も68%増の185億円と伸ばし、またスマホ用ゲームソフトも90億円と順調だった。

 .バンダイナムコHDは8月7日、第3・四半期(4−6月)決算を発表、売上高は5%増の1,508億9千9百万円、経常利益は20%増の194億9千8百万円、純利益は8%増の146億3千7百万円と増収増益だった。部門別でトイホビーの売上高は18%増の505億円、利益は293%増の52億円、ネットワークエンターテインメントの売上高は5%減の699億円、利益は20%減の102億円、リアルエンターテインメントの売上高は微増の200億円、損失は4億円、映像音楽プロデュースの売上高は33%増の95億円、利益は26億円などとなっている。なお業務用売上高は55億円(前年同期60億円)、ゲーム場(305店)の売上高は148億円(143億円)だった。

 .セガサミーHDは8月2日、第1・四半期(4−6月)決算を発表、売上高は36%減の688億3千8百万円、経常利益は96%減の6億8千8百万円、純利益は97%減の3億3千7百万円と大幅な減収減益になった。本社機能集約のため営業費用15億円が発生した。部門別で遊技機の売上高は61%減の215億円、利益は89%減の17億円、エンタテインメントコンテンツの売上高は11%減の450億円、利益は55%減の16億円、リゾートの売上高は13%増の23億円、損失は6億円(前年同期は7億円)。なお業務用機器の売上高は96億円(104億円)、利益は2億円(5億円)、ゲーム場は189店(190店)で売上高は94億円(90億円)、利益は5億円(4億円)だった。

 .コナミHDは7月31日、第1・四半期(4−6月)決算〔IFRS〕を発表、売上高は5%増の584億5千7百万円、営業利益は3%減の118億千4百万円、純利益は3%減の82億7千4百万円と増収減益だった。部門別でデジタルエンタテインメント(PC、家庭用、カードゲーム)の売上高は4%増の300億円、利益は13%減の90億円、アミューズメント(業務用)の売上高は43%増の65億円、利益は16%増の18億円、ゲーミング(カジノ用)の売上高は2%減の63億円、利益は8%増の8億円、健康サービスの売上高は2%減の158億円、利益は67%増の9億円だった。

 .スクウェア・エニックスHDは8月7日、第1・四半期(4−6月)決算を発表、売上高は20%減の454億7千万円、経常利益は42%減の77億円、純利益は30%減の58億6千9百万円と大幅な減収減益だった。部門別でデジタルエンタテイメントの売上高は27%減の324億円、利益は56%減の60億円、アミューズメント(業務用とゲーム場)の売上高は5%増の94億円、利益は68%減の2億円、出版の売上高は4%増の23億円、利益は21%減の4億円、ライツの売上高は32%減の14億円、利益は76%減の1億円。アミューズメント機器は新製品の発売がなかったため、減益になったとしている。主力の家庭用、PC用、スマホ用は、前年同期の反動で、大幅減益になった。

 .ラウンドワンは8月8日、第1・四半期(4−6月)決算を発表、売上高は5%増の224億4百万円、経常利益は29%増の11億3千3百万円、純利益は120%増の7億8千百万円と伸ばした。店舗は国内が1増3減の105店、米国が8増の23店で、計128店。うち米国で6月に2店新設した。種類別売上高はボウリングが変わらずの55億円、ゲーム場が7%増の107億円、カラオケが9%増の23億円、スポッチャが3%増の30億円。日本では「千円キャッシュバックイベント」、「ラウンドワンで乾杯」などを実施、米国でも「オール・インクルーシブ・パーティー」など実施した。

 .米国のウォルトディズニー社は8月8日、第3・四半期(4−6月)決算を発表、売上高は前年同期比7%増の152億2千8百万ドル、純利益は23%増の29億千6百万ドルと好調だった。部門別でメディアネットワーク(ケーブルTV)の売上高が5%増の61億ドル、利益が1%減の18億ドル、パーク&リゾーツ(テーマパーク)の売上高が6%増の51億ドル、利益が15%増の13億ドル、スタジオエンタテインメント(映画製作)の売上高が20%増の28億ドル、利益が11%増の7億ドルなどとなっている。ディズニー社は7月の臨時株主総会で、21世紀フォックスのコンテンツ事業を713億ドルで買収することを正式決定している。

 .米国のウォルドディズニー社は7月26日、19年までにプラスチック製の使い捨てストロー、かくはん棒の使用をやめると発表した。プラスチックごみによる海洋汚染の深刻化を受け、地球環境保護のため欧米で取り組む一環として、米国アナハイムのディズニーランドを含む同社テーマパークで実施する。東京ディズニーリゾートは今回の対象にならないが、オリエンタルランドもプラスチック廃棄物の削減を検討しているとのこと。ディズニー社側は今回の決定により、年間1億7千5百万本のプラ製ストロー、千3百万本のかくはん棒を削減できるとみている。コーヒーチェーンのスターバックスなども、プラ製ストロー、かくはん棒の使用を止める動きを広げている。

 .米国の業界誌「プレイメーター」が8月8日に休刊を明らかにした。ラルフ・ラリー二世が1974年12月に創刊した月刊誌で、81−86年の間は毎月アップデート版を加えたことがある。今年6月号が最後の号となった。協会主導でない展示会「AOE」を80年以来毎年開くなど、多くの新企画をものにした。ニューオーリンズを本拠地にしており、創刊10年目の84年にラルフが交通事故で亡くなった後、キャロル・ラリー夫人が発行人を継いだ。05年ルイジアナ州を襲った巨大ハリケーン「カトリーナ」により、壊滅的な被害を受けたのも大きかった。キャロル夫人はアリゾナ州に引退しており、スタッフも解雇されたとのこと。

 10.セガサミーグループの親会社と主な子会社が新本社事務所に統合移転し、業務を開始した。新本社の所在地は品川区西品川1丁目1番1号の住友不動産大崎ガーデンタワーで、8月6日に移転したのはセガサミーHD、サミー、セガHD。続いて20日にセガゲームス、27日にサミーネットワークス、バタフライ、9月3日にアトラス、10日にダーツライブが移転する予定。業務用開発、製造、販売のセガ・インタラクティブは19年2月に移転の予定。なおゲーム場運営のセガエンタテインメント、カジノ機器のセガサミークリエーション、玩具のセガトイズ、物流などのセガ・ロジスティクスサービス、アニメーションのトムス・エンタテインメントなどは従来通りで、移転しない。

 11.「浅草花やしき」は開園165周年を記念して8月7日を入園無料にし、2つの巡回型アトラクション「時空冒険記タイムアドベンチャー」と「謎解き花小町〜時をつなぐ不思議な電話」を開始すると発表した。浅草花やしきは1853年植物園として開園、後に動物園ともなったが、1935年動物園は閉園、42年には強制疎開により取り壊された。戦後47年に遊園地として再開園し、2年後東洋娯楽機(後にトーゴ)に経営権が移り、遊園施設を充実させたが、2004年トーゴが会社更生法の手続き開始を申請、08年バンダイナムコグループのもとに経営を移した。13年に8月7日が「花やしきの日」と認定され、催しを行うことにした。

 12.ユニバーサルエンターテインメントは8月6日、元会長の岡田和生氏が複数の賄賂に関する容疑で、香港の独立捜査機関(ICAC)に逮捕され、保釈されたことが分かったと発表した。岡田和生氏は17年6月29日に取締役会長を退任しており、その後同社とは関係がないとしているが、(ユニバーサルの株式の68%を所有する)岡田ホールディングを通じてユニバーサルの株式を3割以上間接所有しているので、微妙な立場にあると言える。ユニバーサルの行っている事業にはカジノリゾート運営があり、そのライセンスの取得・維持にあたって、経営者、株主が規制当局による厳格な適正審査を受けることになり、不適格者がいる場合ライセンスが認められないことがあるからだ。


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業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、2002年6月15日号までで一応休刊、事務所も移転しました。Phone(0798)65‐8361、Fax(0798)63−5324です。