アミューズメント通信


Last updated on July 15, 2017

【ニユースダイジェスト】

 .警察庁・保安課は7月11日、風俗営業第四号営業のパチンコ遊技機について、出玉の上限を現在の約3分の2に規制するなどの方針を固め、パブリックコメント(意見募集)の手続きを開始した。8月9日まで意見募集する。パチスロ遊技機についても払い出されるメダルの上限を同様に規制する。1回の標準的な遊技時間(4時間)で獲得できる玉やメダルが5万円分を下回るという新基準を設ける。また「大当たり」の出玉などについても現行の9,600円相当から6,000円相当に引き下げ、「大当たり」連続回数の上限も16回から10回に減らす。統合型リゾート(IR)法(カジノ法)成立を受け、ギャンブル依存症の全般的対策の一環として、風営法の見直しを進めているもので、パブリックコメントを経て、18年2月1日施行をめざし、風営法施行規則改正案を固めていく。

 .イオンファンタジーは7月5日、第1・四半期(3−5月)決算を発表、売上高は8%増の162億7千8百万円、経常利益は258%増の4億9千万円、純利益は千7百万円(前年同期は1億5千4百万円の赤字)だった。国内477店が好調なこと、海外337店の売り上げが拡大していることによる。国内は3店を出店、売上高は7%増の137億円、営業利益は54%増の7億円だった。海外のうち中国は6店出店の169店、売上高は11%増の15億円、営業損失は2億円(前年同期も同額)、海外のうちアセアンは6店出店の168店、売上高は29%増の9億円、営業損失は千百万円だった。国内ではゲーム料金がこれまでの「1回百円」でなく、「30分500円」とか「1時間千円」といった時間内遊び放題の「よくばりパス」を99店に導入、好評だったとしている。

 .香港のインペリアル・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス社は、サイパン島の繁華街ガラパン地区に建設を進めているカジノホテル「インペリアル・パシフィック・リゾートホテル・イン・サイパン」を7月6日に部分オープンした。北マリアナ諸島連邦(CNMI)の賭博監督機関から許可を得て、開業できることになった。このカジノホテルは当初「グランド・マリアナ」と言われてきた。同社の子会社ベストサンシャイン社は15年11月以来、サイパンのデューティフリーショップ(DFS)の「Tギャラリー」で、暫定カジノ「ベストサンシャイン・ライブ」を運営してきており、インペリアル・パシフィックホテル開業後も継続して営業を続けたいとしている。ところが、インペリアル・パシフィックホテルの第1期工事は完成したわけでなく、1年遅れて18年8月末までに完成するとされている。

 .ユニバーサルエンターテインメントは6月29日の通常株主総会と取締役会で新経営陣を決め、創業者で取締役会長だった岡田和生氏(74歳)が事実上解任されたことを明らかにした。同社は岡田氏が69年にユニバーサル販売として創業、社長に就任したもので、71年にユニバーサルに、98年にアルゼに改称、09年11月から現社名となり、長年経営を率いてきた。現在同社は、香港の同族会社オカダ・ホールディングス社が67.9%を所有。持株会社の持分は岡田和生氏46%、長男の知裕氏43%、長女の裕実氏9.8%、妻の幸子(たかこ)氏0.4%。だが既報の重大な疑惑が発覚したため、岡田和生氏は役職を解かれていた。なお富士本淳社長は国内事業統括CEO兼CIOを、徳田一取締役は経営企画・海外事業管理担当兼COOを兼務する。幸子取締役は岡田美術館・海外事業管理補佐を担当する。

 .「マカオのカジノ王」と長年呼ばれてきた、スタンレー・ホー氏(95歳)が香港の複合企業、シュンタック・ホールディングス社(信徳集団)の主席をついに退任、実の娘のパンジー・ホー社長(54歳)が会長に昇格することが明らかになった。スタンレー・ホー氏は立志伝中の人物で、1962年にマカオの賭博金融の独占権を得てSJM持株会社を設立。1972年に信徳集団を設立して、香港、マカオで多くの土地を所有し、観光、不動産、船舶、輸送、金融と幅広い分野で業務を展開、マカオのカジノ産業を発展させ、、35年以上にわたってマカオのカジノビジネスに君臨してきた。1999年にマカオが中国に返還された後も、「グランドリスボア」などの主なカジノホテルを所有してきた。6月下旬、スタンレー・ホー氏の引退が明らかとなり、マカオのカジノ関係者は歴史的な変化を迎えることになった。

 .「あそぶ!ゲーム展・ステージ1ミニ」と「つくる!ゲーム展」が7月14日から9月3日まで、函館の「はこだてみらい館」で開催される。15年に埼玉県川口市で発足したデジタルゲーム機企画展が、北海道に初めて上陸するもので、50−82年の作品をできるだけブレイできる状態で展示、遊びながら学べることを特徴にしている。「スペースウォー!」、「コンピュータースペース」、「ポン」などから「ザクソン」、「ムーンパトロール」まで揃う。「つくる!ゲーム展」では、紙コップなど身近な素材を使って、自分のゲームを作り出すことを経験する。はこだてみらい館が主催、函館市などが後援、秋葉原ナツゲーミュージアムなどが協力した。期間中は無休で10時から20時まで。参加費は無料だが、入館料(大人600円、小中高校生300円など)が必要。

 .東京ディズニーランドのアトラクション「スタージェット」が10月10日をもって試験フライトを終え、本飛行を迎えることが決まった。東京ディズニーリゾートが7月5日に発表した。このアトラクションは、開発中のジェット旅客機の試験飛行に、客が志願して搭乗し、操縦する、というコンセプト。「試験飛行」は34年間も継続され、その人数は延べ5千万人に達した。そこで同園では、8月1日〜10月10日の間、記念シールなどを配布し、50組100名の客にチャーター機で成田空港発の遊覧飛行をプレゼントするという「スタージェット・ザ・ラストミッション」を開催することになった。遊覧飛行「2017便」は、同期間の来園者から抽選で選ばれた客を招待し、12月下旬、昼頃に実施される予定。跡地は計画されている新テーマランドに使用する。

 .タイトーは7月6日、テレビにつなぐだけですぐに遊べる家庭用「電車でGO!プラグ&プレイ」を18年2月8日、小売価格1万4千8百円で発売すると発表した。7月10日から予約を受け付ける。2004年発売の家庭用(PS2用)「電車でGO!ファイナル」を高解像度化、ワイド化して内蔵し、操作盤と一体にしたゲーム機で、別売りのHDMIケーブルでテレビと接続するだけでプレイできる。JR山手線、大阪環状線、中央線、京都・神戸線など04年当時のままの路線と車両が収録されている。「電車でGO!」は97年3月に業務用で登場、ヒットして「2」、「3」と発展したほか、家庭用ゲームソフトにもなった。今年で20周年を迎えるにあたり、業務用で4画面の「電車でGO!!」の出荷を予定、家庭用では一体型での発売となった。

 .タカラトミーは、富士急ハイランドの協力を得て、寿司を空中で縦に回転させる回転すし型玩具、「天空パーティー寿し大観覧車」を7月20日より、小売店を通じて価格9,980円で発売することを明らかにした。富士急ハイランドがデザイン面を監修、高さ50mの大観覧車「シャイニングフラワー」を再現した高さ51.5cmの観覧車をメインに、最速ローラーコースター「ド・ドドンパ」をイメージした「ド・ドドンパレール」を搭載した、新しい構造の<空中を縦に回る回転寿し>装置になっており(幅70cm)、観覧車で縦に回ってきた寿司が「ド・ドドンパレール」によって運ばれてきて、パーティーを盛り上げることになる。すしを作るためのすしグッズも開発した。単3アルカリ乾電池2本使用(別売り)。にぎりスパーン、イカしゃもじ、皿6つが付属。対象は15歳以上。

 10.潟gラスト(高知市帯屋町、福田隆彦社長)は6月30日、高知地裁により、破産手続き開始の決定を受けた。負債は約4億円。2000年7月設立のゲーム場運営会社で、高知市内の帯屋町、御座などにゲームセンター「Toys」(トイズ)を展開、最盛期で6億円の年商があったが、スマホの台頭、消費不況により集客力が落ちていた、とされている。また挙件纒ィ産(群馬県高崎市西国分町、飯干一弘社長)に対し、前橋地裁高崎支部は7月3日、破産手続き開始を決定した。負債は約2億5千万円。93年5月設立のゲーム機用景品販売、ゲーム機レンタル会社で、年間売上高は多い時で6億円ほどだった。AOUエキスポ02の景品ゾーンに出展したことがある。消費不況と少子化により、ゲーム機市場が縮小、売り上げ不振が続いたのが原因、とされている。


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業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、2002年6月15日号までで一応休刊、事務所も移転しました。Phone(0798)65‐8361、Fax(0798)63−5324です。