「奇々怪界本」に続いて

「テレビゲーム綺譚」発行
News Sokuhou
ホームページ未掲載のニュースを臨時に紹介します。
アーケードゲームの歴史をたどるリンク集です。本サイトに「日本娯楽商報」も一挙掲載しました
本紙既刊号が立命館大学図書館でも閲覧できるようになりました

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 .アドアーズは5月25日、定時株主総会で、資本準備金の取り崩しとともに、定款の一部変更を通じて、社長と副社長の2人代表制にすることを図ることを決めたと発表した。資本準備金は財務内容の健全化と早期配当回復を目的とするもので、これまで43億5千9百万円余りだった資本準備金を40億9千4百万円余りに減少するもの。もうひとつの定款一部改正は副社長ポストを新設、インタースバ(現オリーブスパ)創業者で現顧問の山根敬氏を代表権付きの副社長に選任するというもの。このため二人代表制になる。山根氏は2004年8月インタースバ(現オリーブスパ)取締役、08年8月社長。今年3月にアドアーズ顧問、4月にオリーブスパ顧問兼任。46歳。(5月25日)

 .米国で幅広くリデムプションゲームを製造しているベイテック・ゲームズ社(本社ウィスコン州プラスキ)は2月23日付で、古典的なゲーム機「スキーボール」のメーカーであるスキーボール社(本社ペンシルバニア州チャルホント)を買収しており、今夏までにスキーボール社の工場をベイテック社のもとに移転させる予定。「スキーボール」というのはボウリング用より小さなボールを転がして、ゴール前で段に当たって跳ね上がったボールを斜面の入賞穴に入れるゲームである。大きなロケーションでは今も、必ず何台も並べて設置しているものだが、元はJ・D・エスティーズという人が1909年に特許を取得して、製造したヒット作。サイズは初め大型だったが半分に収まり、ワーリッツアー社が製品の権利を買い取るなどしたことがあったが、77年までにスキーボール社の手に戻った。ベイテック社は97年から04年にかけてコインコンセプト社など4社を買収しており、その延長線上で今回の買収を実施した。(5月20日)

 .米国ハリウッドの映画制作会社、エメット/ファーラ/オアシス・フィルムズ社(EFOフィルムズ)がこのほど、アタリ社のTVゲーム、「ミサイルコマンド」(1980年)と「センチピード」(1981年)を映画に採用することで、家庭用TVゲームメーカーの米国アタリ社(ニューヨーク、フレッド・チェスネス社長兼CEO)と契約したことが、米国で話題になっている。二つのゲームはもともと業務用として開発された名作で、「2600」(VCS)など家庭用ゲームソフトにもなった。米国アタリ社は、フランスの家庭用ゲームメーカーであるインフォグラム社が2000年に、アタリの家庭用を引き継ぐ会社を取得し、インフォグラムの米国子会社をアタリ社に改称したもので、後にフランス本社もアタリ社に改称した。映画化されることにより、これらのゲームに込められた思想、構成、技術などがどのように表現されるか見ものだと、早くもこの話題で持ちきりとされている。(5月17日)

 .大阪の「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)を運営するユー・エス・ジェイは5月11日、沖縄に新しいテーマパークを作る計画を撤回したことを明らかにした。USJのジャン・ルイ・ボニエ社長兼CEOが首相官邸を訪れ、和泉洋人首相補佐官に伝えた。同社は15年3月、国内2ヵ所目のテーマパークを沖縄に造るという考えを明らかにし、2020年ごろの開業を目指して検討してきた。しかし、NBCユニバーサルを傘下に持つ米国メディア大手のコムキャストが15年11月にゴールドマン・サックス系投資ファンドからUSJを買収した後、沖縄への投資計画を検討した結果、「大阪のUSJへの投資を集中し、沖縄進出は見送る」ことにしたもの。沖縄への進出計画には政府も前向きに検討するなどしてきたが、計画自体に対する冷めた見方も以前からあったのも事実。(5月16日)

 .米国ウォルトディズニー社は5月10日、第2・四半期(1−3月)決算を発表、売上高は4%増の129億6千9百万ドル、純利益は2%増の21億4千3百万ドルと好調だった。分野別では、メディアネットワークス(ケーブルTV)の売上高が微減の57億ドル、営業利益が9%増の22億ドル、パークス&リゾーツ(テーマパーク)の売上高が4%増の39億ドル、営業利益が10%増の6億ドル、スタジオエンタテインメント(映画)の売上高が22%増の20億ドル、営業利益が27%増の5億ドル、消費者向け製品とインタラクティブメディアの売上高が2%減の11億ドル、営業利益が8%減の3億ドル。新作「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」や「ズートピア」がヒットし、映画部門が伸ばしたが、テレビ部門は不調だった。テーマパークは順調だった。(5月16日)

 .SDエンターテイメントは5月13日、16年3月期決算を発表、売上高は81億9千8百万円、経常損失は3千4百万円、最終損失は9千4百万円と赤字だった。前年までは単独決算のため、前年比はできない。同社グループには、通信サービスのエムシーツーグループ、介護事業のフォー・ユーグループが含まれている。分野別売上高は、ゲーム場が2増1減の17店で22億7千4百万円、フィットネスが22億7百万円、ボウリング場が11億8千6百万円、施設管理が映画館9億千2百万円、不動産賃貸2億7千6百万円の計11億8千9百万円、カフェなどその他が13億4千百万円。ゲーム場部門では1月に「ネットキャッチャー」事業を「ぽちっとクレーン」という名前で開始しており、早期黒字化を目指している。利益面では、固定資産除去損(特別損失4千4百万円)と減損損失(同3千4百万円)を計上した。(5月16日)

 .ユニバーサルエンターテインメントは5月13日、16年3月期決算を発表、売上高は4%増の917億9百万円、経常利益は1%増の223億4千3百万円、最終利益は54%増の156億6千百万円と増収で大幅増益だった。分野別では遊技機の売上高が4%増の882億9千万円、営業利益は11%減の318億5千百万円、その他の売上高が2%増の34億4千4百万円、営業損失が41億3千2百万円(前年は31億8百万円)。遊技機分野では自主規制とパチンコ釘に関する業界内の問題から不安感が蔓延し、パチンコ店による買い控えなど全体的に混沌とした状況だった、としている。同社がフィリピンで開発しているカジノリゾートプロジェクト「マニラベイリゾーツ」は、ホテルタワーがの外装工事がほぼ完了、内装工事に入っており、またガラスドームなどの躯体工事も進んでおり、12月にオープンする予定。17年3月期は売上高1,100億円、経常利益168億円、最終利益92億円を予想している。(5月16日)