2017年10月1日号 Last updated on September 15, 2017
特報
 遊技機を規制する国公委規則改正、18年2月施行、経過措置付き。

 セガ社新作展で、ドライブゲーム「SWDC」披露。

海外
 香港観覧車の運営引継ぎ、一時は運転ストップ案も。

 フィリピン・マニラ首都圏に香港資本のIR計画発表。

国内
 ユニバーサル特別調査委、結果を発表。岡田氏は提訴の意向。

 タイトーがインターネットクレーンビジネスに参入。

2017年10月1日号のニュースダイジェスト
 写真はセガ・インタラクティブの新作展(大阪会場)にて、「セガ・ワールド・ドライバーズ・チャンピオンシップ」をオペレーターが試しているようす。

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30年前の主なニュース

 JAMMAから抗議を受けた韓国貿易センターが、韓国製TVゲーム基板の輸出促進を停止。日本電気ホームエレクトロニクスが家庭用「PCエンジン」を発売に。大鵬物産が、別府湾に浮かぶ豪華客船にゲーム場オープン。(1987年10月1日号)

40年前の主なニュース

 AM機に関係する電気用品取締法に関する説明会が、JAAにより開かれた。セガ社によるミニカーサーキットも人気を集めている。TVガンゲームのタイトー「クロスファイアー」、ユニバーサル「B29」が発売される。(1977年10月1日号)



【ニユースダイジェスト】

 .セガ・インタラクティブは9月7日に東京(11日大阪、13日福岡)で新作展を開催、「スーパーGT」レースを体感できる「セガ・ワールド・ドライバーズ・チャンピオンシップ」(18年3月)をオペレーター向けに披露した。パワーの異なる2クラス、すべて実在のレーシングカーが混走する、最大45台のレースバトルをネットワークにより展開する。新作展でのゲーム内容は7月のロケテストと同じ内容だが、出荷時に新コースが追加される可能性もある。販売プランは3通りあり、1プレイ課金7円の年度更新プランの場合、サテライトが2台だと223.6万円(ソフトキット代を含む)、課金30円のPラスプランの場合169.6万円、課金45円のネクストプランの場合103.6万円となる。

 .パチンコなどの遊技機の出玉を現行の3分の2程度とする、風営法施行規則の一部改正は9月4日に公布され、18年2月1日に施行されることになった。パブリックコメント(意見公募)時の原案に、新たにアレンジボール、雀球遊技機の規格を追加したものとなった。標準的とされる遊技時間(4時間)でパチンコ玉の獲得総数を発射総数の1.5倍未満とする新基準を設け、大当たりの上限も現行の2,400個から1,500個に引き下げるもので、パチスロその他の遊技機でも同じ水準とする。ギャンブル依存症対策の一環で、遊技客は「もうけが減ることで、負けた分を一度に取り返そうとのめりこむリスクが減る」と警察庁では説明している。経過措置として、現行の遊技機の検定機、認定機ともに残りの有効期間内は設置が認められる。

 .ユニバーサルエンターテインメントの特別調査委員会は8月30日、岡田和生元会長の不正行為の調査結果を発表、岡田氏個人の利益を図る目的で、タイガーリゾート社から第三者への約20億円を不正に貸し付けたなど、発覚した3件の不正疑惑を事実と確認し、補佐した元管理本部長と併せ、しかるべき措置を検討するとまとめた。毎日新聞は9月1日、岡田氏代理人の中山達樹弁護士からの話として、「岡田氏は詳細を認識しておらず、信頼していた前取締役らに任せていた」と説明、同社株式の67%を持つ同族会社の代表取締役解任手続きは不当として、香港で訴訟を起こしたこと、またユニバーサルエンターテインメントの株主総会決議についても、取り消しを求める訴えを東京地裁に起こしたことを明らかにした。

 .タイトーは9月5日、パソコン(PC)やスマートフォン(スマホ)またはタブレットを使っていつでもどこでも、ネットを通じてクレーンゲームをプレイできるサービスを今秋開始すると発表した。獲得した景品は自宅などへ配達する。こうしたオンラインクレーンゲーム事業は、12年設立のネッチなど複数の企業が先行して手掛けているが、業務用メーカーが本格的に参入するのはこれが初めて。タイトーは高速インターフェイスの採用により、デバイス上の操作と実際のクレーンゲーム機の操作のタイムラグをなくし、高精密なリアルタイムの映像でプレイできるとしている。また国内約150ヵ所のゲーム場を運営している実績から、そのノウハウを活用、幅広い種類の景品を常時取り揃えていくとのこと。

 .香港の不動産開発会社、ランディング・インターナショナル・デベロップメント社(LID)はフィリピンのマニラ首都圏に、テーマパークを含む統合リゾート(IR)の建設を計画していることを9月6日までに明らかにした。同社の仰智慧(ヤン・ジフィ)会長らが5月香港で、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領と会ったのに続き、9月4日にも面会、計画に関する具体的な提案したことを踏まえ、発表したもの。計画によると、マニラ湾に147ヘクタールの埋め立て地を造成、5年間にホテル、別荘地、商業施設、カジノ、屋内レジャー施設、映画をテーマにしたテーマパークなどを建設するとのこと。工事は3期に分けて進める予定で、数千人規模の雇用を生み出すとしている。

 .台湾のPC大手企業、エイサー(宏基)はこのほど、アラブ首長国連邦(UAE)の企業と提携しUAEに、VR用ヘッドマウンテッドディスプレイ(HMD)「スターVR」を使用する世界最大規模のゲーム施設を建設中だと発表した。このVRゲームを含むテーマパークは年末または18年初頭にも完成する予定だ、と同社の陳俊聖(ジェイソン・チェン)会長は語っている。「スターVR」はスウェーデンを拠点とするスターブリーズ・スタジオ社が開発、エイサーが製造を受託している超広角、高解像度のHMDで、すでにカナダのIMAX社も採用を決めている。エイサーはUAEの施設内に10種類以上のVRコンテンツを備え、ハードウェア/ソフトウェアの両面から運営などしていくとしている。

 .香港・湾仔(ワンチャイ)地区にある「香港観覧車」(香港摩天輪、高さ60m、直径57m)はオペレーターの変更に伴い8月30日、営業運転がいったん停止された。8人乗りのゴンドラが42台あり、15~20分かけて1周するもので、2014年12月から営業してきた。これまで所有・運営してきたスイスAEXホールディングス社に代わり、入札でエンタテインメント・コーポレーション社(TECL)が運営することになったが、スイスAEX社が観覧車の売却価格に不満を示し交渉が成立せず、取り壊し2年かけて新たに建設するしか方法がなくなった。そのため、約百万人もの客に利用された観覧車の姿は当分見ることができなくなると、各方面から議論が噴出していた。しかし、期限切れの9月6日に買い取り交渉が成立、取り壊しされないことになった。

 .バンダイナムコエンターテインメントのTVゲーム「鉄拳」シリーズが、9月7日発行の「ギネス世界記録2018」に「最も長く続く3D対戦型格闘ビデオゲームシリーズ」として認定されたことが明らかになった。ギネスワールドレコードジャパンが8月31日に発表した。「鉄拳」はナムコの業務用として1994年12月に発売され、最近では「鉄拳7 フェイテッド・リトリビューション」(2016年7月)まで続いている(家庭用は17年の同名タイトルまで)。セガ社「バーチャファイター」(93年12月)から「バーチャファイター5ファイナルショーダウン」(10年7月)と比べると、4年ほど長く続いていることになる。「鉄拳」はまた「ギネス世界記録」で、「最も長く続くビデオゲームの物語」としても認定された。




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