2009年1月1日号Last updated on December 17, 2008
特報
 東北新社と三共ら5社は2億5千万円の和解金で和解した。

 シチエは新社名、新社長で新年を迎える。
海外
 米国MGMミラージュ社は700億円で「TI」売却に合意した。

 ミッドウェーゲームズ社は大幅コスト削減を発表した。

国内

 サンリオピューロランドが4月から、土日祝日の閉園時刻を早める。

 鹿児島のサンテスワールドが民事再生を申請した。


2009年1月1日号のニュースダイジェスト
写真はタイトーの新作展(大阪会場)にて「NO考ゲーム」シリーズの、上は「セニョールニッポン!」、下は「ホッピングロード」を試しているようす。

20年前の主なニュース

 AOU第3回通常総会(11月)で会員規定を含む定款改正を決めた。AOUエキスポ89では一般入場を締め出す方針に。米国IAAPAショー(ダラス)に日本からトーゴ、明昌特殊産業が出展した。東京・町田に「フォトン」光線銃システム施設が誕生した。シグマが大阪営業所を開設、新作展も開いた。(1989年1月1日号)

30年前の主なニュース

 ブルック・シールズ主演のピンボール映画「ティルト」がハリウッドで製作中だ。米国IAAPAショー(アトランタ)ではアロー社に続き、インタミン社が宙返りローラーコースターを展開した。アイピーエムはブロック崩しのテーブルTVゲーム地方大会を、広島に続き名古屋、大阪で開催した。(1979年1月1日号)


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【ニユースダイジェスト】

 1.東北新社は12月15日、同社が保有するアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の著作権侵害訴訟で、パチンコ機メーカーの三共(SANKYO)、ビスティ、インターナショナル・カード・システムなど5社と東京高裁で法廷和解した、と発表した。5社の一部から2億5千万円の和解金を受け取ったが、和解によりそれ以上は明らかにされないとのこと。東北新社は三共らがパチンコ「CRフィーバー大ヤマト」とパチスロ機「大ヤマトS」などで無断使用し著作権を侵害したとして04年4年に提訴(07年に訴訟追加)したが、一審の東京地裁は06年12月、宇宙戦艦はありふれた表現であり、著作権侵害にならないとして訴えを棄却したため、東北新社が控訴していた。

 2.米国のカジノ大手、MGMミラージュ社は12月15日、ラスベガスのカジノホテル「トレジャーアイランド」(TI)を7億7千5百万ドル(約7百億円)で売却することで合意したと発表した。売却先は元ニューフロンティアホテルのオーナー、フィリップ・ラフィン氏が率いるラフィン・アクイジション社で、資金的に余裕があることが知られている。MGMミラージュ社は「シティーセンター」建設のための借入金返済が迫っていた。「TI」はラスベガス大通の中央にあり、海賊船を舞台にした無料アトラクションが有名。今回の取り引きはネバダ州賭博監督局による承認を経て、09年前半にも実施される見込み。

 3.今は家庭用TVゲームソフトに専念している米国ミッドウェーゲームズ社は12月16日、大幅なコスト削減を発表した。業績悪化を理由にテキサス州オースチンの開発部門を閉鎖、シカゴ本社とサンディエゴの開発部門を含め、全体で180人(25%)削減するほか、ゲームの開発計画も縮小するとのこと。米国での家庭用ゲームソフト市場はいぜん好調なので、業績悪化は同社だけのことと見られている。12月初めには大株主のサムナー・レッドストーン氏が同社株式を売却しており、経営不安説がいっそう高まっている。なお同社は。業務用の主なメーカーだった旧ウィリアムズ社、ミッドウェー社、アタリ社を擁していたWMSインダストリーズ社から98年4月までに分離設立(スピンオフ)したもので、01年6月に業務用から撤退した。

 4.アトラスは12月11日、第1・四半期(8−10月期)決算を発表、家庭用ソフトが好調だったので売上高が133%増の64.4億円と伸ばしたが、経常利益は40%減の3.1億円、純利益は89%減の5千9百万円とふるわなかった。部門別では家庭用の売上高が125%増の34億円で、営業利益は76%増の8.8億円、業務用は売上高が24%減の6.2億円で、営業損失が4.7億円(前年同期1.6億円)、ゲーム場は売上高が4%減の24億円で、営業利益は23%減の2.1億円だった。業務用ではカードゲームが前年以上の売り上げを確保したが、主力のプライズ機の販売が苦戦したため、2.8億円の簿価切り下げを計上した。

 5.サンリオピューロランド(東京都多摩市)は12月8日、09年4月1日から土日祝日などの閉園時刻を、現在の午後8時から6時に2時間早めることを明らかにした。これに伴い、土日祝日の午後4時から使用できるイブニングパスポートなども3月末で廃止となる。この営業時間短縮により、人件費や光熱費など年2億円のコスト削減を見込んでいる。平日の閉園時刻は午後5時のままで、変更しない。サンリオのテーマパーク事業は、08年3月期の売上高が13%減の61億円で、営業損失が11億円(前年5億円)、08年4−9月期では売上高が35億円、営業損失が5億円と赤字経営が続いている。

 6.シチエは12月8日、森原哲也社長が09年1月1日付で取締役相談役に退き、武藤淳一取締役が社長に就任する、との役員異動を発表した。森原氏の社長就任期間が10年を越えたというのが異動理由。武藤淳一(むとうじゅんいち)氏は87年城西大経卒で、イッセイミヤケ入社、90年10月シチエ入社、98年1月から取締役。東京都出身。44歳。なお同社は設立以来のシチエから「ウェアハウス」に、09年1月1日付けで社名変更することが、08年2月に決まっている。売り上げ規模別の事業内容はゲーム場60%、CD・DVDなどレンタル38%、その他施設営業2%となっている。

 7.潟Tンテスワールド(鹿児島県薩摩川内市、関根忠雄社長)が12月1日、鹿児島地裁に民事再生手続き開始を申請した。負債は約10億2千万円(うち金融・リース債務は9億9千万円)。68年4月創業、77年4月設立のカラオケ、ゲーム、自販機リース・販売業者で、設立当初は泣潤[ルドレジャー産業だったが、91年7月に組織・社名変更した。南九州でカラオケ・ゲーム機のレンタル営業を展開するほか、カラオケボックス「からおけCITYイーグル」9店、ゲーム場「サンアミューズ」8店などを直営。ピーク時の03年3月期の売上高は14.7億円だったが、保険未加入だった直営店が03年6月に火災に遭うなどして、経営を悪化させていた。

 8.バンダイナムコホールディングスの元取締役、早川正篤(はやかわ・まさあつ)氏が12月14日、食道がんのため死去した。65歳。北海道出身。連絡先は同社経営企画部。告別式は20日午前10時半から、東京都江戸川区西小岩1−7−8の月光殿で。喪主は妻、明子(めいこ)さん。66年にバンダイ入社、92年取締役、02年専務。経営統合に伴い、05年9月から今年6月までバンダイナムコHD取締役海外・関連事業会社担当だった。




 ◎ 業界紙「ゲームマシン」は1974年以来、TVゲーム機を含む業務用アミューズメントマシン、遊園施設などに関する業界ニュースを、月2回のペースで伝えてきましたが、印刷媒体は2002年6月一杯で休刊しました。